名古屋市の有松を訪ねる。

有松の中心地に残る、絞り問屋の家並。
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今回訪ねた竹田嘉兵衞商店
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今回は、妻に付き合い有松絞りの老舗、竹田嘉兵衛商店の展示会に行く。京都西陣の山口安次郎さん作の能装束。兄の山口伊太郎さんの工房で織られた帯。それに沖縄各地の伝統の織物の展示会。今まで、しっかりと見た事のない世界でしたが、伝統に裏打ちされた染や織りの世界は、とても魅力的でした。とは云うものの、高級車が買える程の値札の付いた反物など、観賞の対象としか言い様のない世界でした。
この有松は、江戸の初期に、九州から伝えられた絞り染めの技術で、東海道を旅する人々の為の、お土産用手拭いを作り、商売繁盛。その後は、着物の生産で財を成した町。町並みとして残っているのは、嘗て栄華を誇ったであろう大店。これを維持し続けるのは、大変な負担を強いられる事。鑑賞者の気分で保存を望むだけでは、心苦しい。10年以上前だと思うのですが、この街の町並み保存の為に、住民の有志と共に、建築士会メンバーとして、街への提案作りをした事がありました。その時に場所を提供してくださったのが、今回た訪ねた、竹田嘉兵衛商店さんでした。絞り染めでの新しい試みが、ニュースで伝えられています。この街が、新しい時代に向け、賑わいを取り戻す時が来る事を、願います。

by miyasaton | 2013-06-01 10:08 | 日々つれづれ
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