鎌倉から横浜

神奈川県立近代美術館が、1月31日で閉館。最後の企画展を見に鎌倉へ出掛ける事にしました。割安ツアーのJR東海50プラス。何と、豊橋から新幹線こだま指定席往復券+横浜ニューグランドの宿泊券付きで一人1万3300円。利用しない手はありません。1月17日いざ鎌倉へ。数十年振りの鎌倉は、遠い記憶を呼び起こす事も無く、まるで初めての場所のようでした。鶴岡八幡宮参道は人で溢れています。人混みを避け八幡宮へ。境内左側、池の畔に近代美術館が姿を見せていました。65年前に建てられたモダン建築も、最初の印象は、年老いやつれた印象。近代建築の巨匠コルビジェの下で建築を学んだ坂倉順三氏の、初期の作品。展示空間など、今の美術館に比べ、古めかしい印象は否めません。中庭を回遊するように展示室を廻り、池之端へと移動。池の中の石から延びる軽快な支柱。軽やかで気持のいい空気が流れる。中庭を通り抜け正面側に戻り、振り返ると、中心にポッカリと口を開けたキューブが宙に浮く姿が美しい。美術館の内部を巡り、この建物の持つ不思議な魅力にすっかり心を奪われていた。

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爆弾低気圧が近ずいているのですが、何とか雨に降られないで楽しめています。

北鎌倉駅そばの円覚寺へ。此処は鎌倉時代に北条時宗に依って創建された臨済宗の寺です。日本社会に禅宗が根ずく発生となった所。天満宮と違い、訪れる人は疎ら。静かな境内を散策します。創建当時の建物は、国宝の舎利殿のみとなっています。江戸末期に復興された伽藍は、山に添うように奥へと登って行く。人の少なさなのか、大らかな伽藍配置の為か、不思議な感覚を呼び覚まされます。庫裡の前の小さな石仏が並ぶ庭は、現世から少し心が離れていくような空気を感じます。大方丈の庭の池の畔に佇むと、不思議とあの世とこの世の間に居るような感覚に包まれました。少し疲れているのかな。
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by miyasaton | 2016-02-17 12:58 | 日々つれづれ
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