岡山、広島

NHK日曜美術館を見て、小旅行に出掛ける事があります。
今回は、現代美術作家の名和晃平の最新作と白隠のコレクション,藤森さん設計の小建築の在る広島県福山市の神勝寺が目的。福山の前に倉敷に寄り、妻経営のギャラリー公園通りのお客さん(年に2回展示会に借りてくれている)TOMOナチュラルファブリックさんの店を訪ねる事にした。

数十年振りの倉敷の街、駅前の本通りから見える脇道筋に焼き杉の黒板壁の民家にギャラリーの看板。夫婦共に何やら感じるものが在り、覗いて見ることに。そこは70過ぎのオーナーの自宅を改装した魅力的なギャラリー。美味しい珈琲を御馳走になり話し込む内に、妻の展覧会開催ムードが高まり,実現に向け具体的な話となる。出会いは本当に一瞬の嗅覚の中に在り、とても面白い。TOMOさんを目指し美観地区を歩く。一時の観光ブームが終息し、新たな姿に変わりつつある様で、古い姿の街並みは魅力を増しているように思われました。小雨の中の散策もまた楽し。ギャラリーオーナー紹介の店で昼食。瀬戸内の魚と少々の地酒を堪能。その後倉敷を離れ夕刻には福山に到着。駅裏の福山城公園前の宿を出てぶらぶ散策。瀬戸内の魚を売りとする居酒屋で夕食。此処も魚が美味しい。金曜日の夜の事もありサラリーマンで賑わっている。賀茂鶴を飲みながら瀬戸内の味を堪能。リーズナブルな支払いにも、大満足でした。翌日目的の神勝寺へ。広大な敷地。受け付棟は、藤森さん設計の建築。いつもの建築。少々手抜きかなといった印象。庭園を左に折れ進むと、なりやらおかしな物体が、宙に浮いている。これが日曜美術館で見た代物。確かに面白い。期待に胸を膨らませ・・小さな黒い穴から内側に侵入。見学時間と入場者の数を厳しく制約している。真っ暗な闇の空間。微かな光の動きが見え始めては消える繰り返し。数十メートルある巨大な装置の中なのに奥行きを感じない。妻は映像と勘違い。残念ながら我々二人には、禅の世界は感じられず(禅を表現しているとの解説)最後まで見る事が出来ず外へ。巨大な装置を目の前に、違和感しか残らない。我々は感性が無いのかな。でも何度か体験したジェームス・タレルの作品空間には、心を掴まれた。もう少し何とかならんものかな。現代美術に心動かされるのは本当に稀です。贅を尽くした数寄屋の有名建築の写し(数寄屋建築の大家、中村昌生設計監修)を堪能し、白隠コレクションを見る。墨で生み出された世界は、力強く自由で豊かでした。此処を後にし鞆の浦港へ行く。漁港の入り組む小道が魅力的。散策をし又瀬戸内の魚を堪能。この旅で、瀬戸内の海の恵みを惚直す。やっぱり食い物の魅力には負けてしまう。

神勝寺

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鞆の浦

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格安キップ(歳をとった特権)で行く小旅行でした。秋には倉敷で、自分も巻き込まれ、4人展をする事になりました。
by miyasaton | 2017-02-19 17:24 | 日々つれづれ
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