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30年前から時々お邪魔している家の外壁

時を経て、圧倒される様な、強い存在の美を放っている。

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by miyasaton | 2013-07-29 15:03 | 日々つれづれ

北浦の家

豊川稲荷近くに建つ家。


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以前、私の事務所の近くで、商店を出されていたお母さん。今回、娘さんと2人で暮らす為の家を、設計させて頂く事になりました。お二人とも優しく物静かな人柄。少し高齢のお母さんは、歩行があまり自由でない状態です。玄関へのアプローチは緩やかなスロープにし、室内の床も完全にフラットにしました。廊下幅は、通常より広く取り、又生活の中心となる部屋と中庭を挟み、向き合う様にお母さんの寝室を配置。気持ちの良い距離感で、気配を繋ぐ事を考えました。静かで落ち着いた暮らしを創り出す為に、壁は淡いベージュの塗り壁を主張を抑えた鏝仕上に、又天井と床には、無垢材の杉と楢を使用。自然光を、場所毎にコントロールする事で、明るく静かで落ち着いた、暮らしの場になりました。
by miyasaton | 2013-07-27 07:33 | 最近の住宅

中村の家

平成24年年末に完成の家。名古屋駅から西に向かい、庄内川に近い嘗ては田園地帯だった所に建つ。この地域は、豊臣秀吉所縁の地でもあります。今は、住宅の密集する環境。曾祖母、祖父母、両親に4人の子共。その上に犬と猫の同居、今時珍しい大家族の家です。周辺環境から際立ち過ぎない事や、家相などの基本的な要望に応え、限りある敷地と家の面積の中で、其々の世代の暮らしを想像する事は、とても難しい事でした。どの世代にも、心地良いと感じられる要素を大切にしながら、プランをまとめ完成させました。

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広い庭が取れ無い条件でしたので、2階にユッタリとした広さの屋上をつくりました。子供や犬が安心して遊べる所です。
所で実はこの家、私の長男一家と、お嫁さんの両親の同居の為の家です。大おばあさんや、孫達共々に、幸せな暮らしとなる事を願って考えました。
by miyasaton | 2013-07-26 11:17 | 最近の住宅

横須賀美術館

墓参の帰りに、横須賀美術館に行く。


気持ちの良い時間が流れています。
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展示空間。なんとなく船の中にいるような気分です。
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これまで、横須賀美術館の設計者である、建築家山本理顕さんの建築を見たことが有りませんでした。霊園から美術館へ向かう途中の街並みは、山にへばり付く様に民家が密集する風景の連続。残念ながら典型的な大都市周辺の、ミニ開発がもたらす劣悪な環境。息苦しくなります。でも、この中で精いっぱい暮らす人達の存在を軽視するわけではありません。もう少し人の暮らしの視点に立って、環境を整備すれば、今よりもずっと気持ちの良い暮らしを、手に入れることが可能だと思われます。自分にできることは無いのかと考えさせられます。
雑然とした海岸沿いの街並みに、突然、伸びやかな空気感の漂う、ガラスの建物が現れました。前面道路に開かれ、海を緩やかに引き込む様に、芝生の広場が広がっています。広場の先にあるガラスの建物の中に、白い構造物が見えます。外側のガラスの壁を抜け、内側の白い壁にポッカリと明いた、丸い穴の中へ入ると、ガラスの内側は、白い空間が広がっています。天井にも、丸い穴が開いていて、その外側にあるガラスの屋根を通して、柔らかい光が落ちてきています。この穴の数が、順路を追って変化することで、明るさが、行動を促すように変化しています。又壁に開けられた丸い穴(窓ではなく穴)からは、海や空、レストランの情景、展示物を見る人などが、抽象化のフィルターを通したような感覚で、姿を見せます。気持ちの良い空間です。こんな施設を見ると、建築家の仕事の大切さを再認識させられます。公共建築など、環境への影響の大きな施設では、設計者の人選が本当に大事です。もちろん、発注者の理解が有っての結果だと思います。
by miyasaton | 2013-07-09 11:44 | 日々つれづれ

墓参。三浦半島へ

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三十代から五十代に掛け、自分の未熟な建築を素晴らしい写真に残してくださった、写真家の古舘克明さん。仕事の付き合いを超え色々な人との出会いの機会も作って頂き、人生に大きな財産を貰った人なのですが、ちょうど10年前の夏に56歳の若さで亡くなられました。横浜葬祭場でのお別れの会は、宗教色の無い、其処に立ち会った人達の純粋な惜別の思いだけに彩られ、別れの悲しさはあったのですが、清々しく美しい時間でした。今でも鮮明に心に残っています。其の後、御子息から頂いた埋葬地の案内状を見失い、又御子息との連絡も取れない状態となってしまい、三浦岬の、海の見える墓地だとの記憶だけしか無く、心残りを持ったまま半ば諦めていました。昨年の年末に、自分にも同じ病が見つかり、幸いにも早期の発見で、事なきを得ました。気持ちを新たにしようと、事務所の整理をしている時に、引き出しの中の不要になった資料の奥底に、案内状を発見。不思議な縁を感じ妻を誘い、三浦岬の霊園へ墓参りに行ってきました。故人の大好物だったお酒を、タップリプレゼント。本当はこれが原因で病に倒れたのだと思うのですが、きっと喜んでくれているでしょう。ササユリの咲く山裾、遠く東京湾の海を見下ろしニッコリ笑ってくれた様な気がしました。
by miyasaton | 2013-07-06 17:55

むさしの幼稚園近況

TOTOパブリックコメント誌に、むさしの幼稚園が紹介されました。TOTOのwebページにも紹介されています。

全国の保育園やこども園、幼稚園が7カ所、紹介されているのですが、むさしの幼稚園以外は、カラフルな、かわいらしい色彩に溢れています。人工的な色彩の無いむさしの幼稚園は、少々異彩を放っています。でも何時も、子供達の自由で豊かな造形遊びの色彩が、この空間に命を与えてくれます。



中央の写真がむさしの幼稚園のトイレ。


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自然素材の色のみで構成された幼稚園です。暗い所、明るく広い所、様々な場所が子供達の心を動かします。


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風の動きや、光の動きが、子供達に豊かな物語を与えてくれます。


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by miyasaton | 2013-07-06 16:56 | 日々つれづれ