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旅の報告Ⅲ スイスからフランスへ。

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聖ベネディクト教会を後に宿泊地ベルンに向かいます。16時過ぎの出発。カーナビの表示には、ベルン到着22時。ナビを無視して近道と思われる道を進むことになる。先へ続く道は、いつまでも登りです。植生が変わり樹木から地被類と岩と雪。4人共に不安を抱えながらの山越えで、夕刻にはベルンに到着となりました。
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妻の希望で行くことになったクレー美術館入り口。イタリアの建築家レンゾピアノの設計。小さな子供が乗っているのは木の自転車。
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入口方向には向かわず、右手にゆったりと建物を迂回する道を通りクレーの眠る墓地へ向かう。こちらからは麦畑に埋まる美術館の姿。美術館の向うに遠くベルンの街を望みます。
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館内からも麦畑が見えます。
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2012年開館。まだ新しい美術館です。こちらでは入館者もまばらな中で、一つのテーマで展示されたクレーの作品と対峙。今まで経験したことの無い作品との距離。クレーと気持ちがシンクロするような気分です。アムステルダムのゴッホ美術館でも同じような感覚でした。
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ベルンからフランスのメッスに到着。17世紀の木造3階建て+地下1階の住宅が今回の宿。一棟貸しの宿。市の中心から少し外れの路地に在ります。黄色く塗られた窓枠の建物です。次の写真が私たち夫婦の部屋。地下がキッチンでしたが、換気が上手くいって無い為黴臭く、そこでの食事はあきらめました。感じのいい宿主さんの勧めで、歩いてジャンコクトーがデザインしたステンドグラスの在る教会(サン・マキシマ教会)を訪れる。
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他に訪れる人も無い静寂な空間の中、コクトーの描き出す光の世界に心を浸す。心の奥底まで届くような彩り鮮やかな時間が存在しています。
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ずいぶん立派なメッスの鉄道駅舎。1908年、ウィルヘルム二世の命によってドイツ人建築家の設計で建てられた物のようです。この駅舎の裏側に坂茂設計のポンピドュー・センター・メスが在ります。地元の人に人気の在る美術館。街の観光ポスターになっていました。この仮設的な軽やかさが、重すぎる歴史の堆積に息苦しさを感じているだろうフランスの人達には、魅力なのですかね。
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アムステルダムの近郊、オランダで最初に作られた干拓地を訪れました。水面下の地域。若い人のやっているカフェでティータイム。雀が人懐っこく近づいてきます。働く風車や古い町並みの保存地区ザーンセ・スカンス。初めての観光地。新しいアウフスライド・ダイクに行く途中の古い町並みの残るホールンの港。他にも魅力的な美術館や古い街を巡って来ました。心の栄養をたっぷりと貰った旅でした。こんな貴重な経験を綿密に準備して付き合ってくれたヒロエ、ヨース夫妻には本当に感謝。

by miyasaton | 2018-01-29 11:44 | 日々つれづれ

旅の報告Ⅱ。美しい暮らしの環境。

今回の旅で最も心に残った場所。20年の時間を掛け作り上げた友人夫妻の住まい。この環境の中で、日々美味しい料理とビールにワイン。遠慮しない私達二人は、最高の時間を過ごす事が出来ました。写真は撮らなかったのですが、二人の暮らす家は、小さな小学校を二人の磨き上げた感覚と拘りで改装した空間。本当に素晴らしい家でした。お二人に心から感謝。庭のハンモックでの昼寝タイムは最高。
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此処は、全て彼らの家の庭の風景。庭先の小川ではオオバンと白鳥が子育て中。隣に住む親子が、ゆったりとボート遊び。又滞在最後には、庭の大きなクルミの木に掛けた巣箱の中で生まれた、三羽のフクロウの雛とご対面。夫妻の知人で、野鳥の保護を専門とする人が立ち寄ってくれ、人生初めての経験をする事も出来ました。感謝感謝です。

by miyasaton | 2018-01-29 04:53 | 日々つれづれ

半年遅れの旅の報告。

昨年の5月18日から約2週間、オランダ在住の友人夫妻の家を拠点に美術館、建築を巡る旅をしてきました。
移動距離約2,200㎞、8か国を3泊4日のスケジュールで巡る事になってしまったのは、私の要望である、建築家ピーターズントーの作品を訪ね歩くこと。
全ての工程を一人で運転してくれた、70歳を越えたヨースさんの真似のできない体力に、感謝の言葉しかありませんでした。
今回訪ねたのは、ドイツの小さな村に在るブラザー・クラウス野外礼拝堂。オーストリアのブレゲンツミュージアム。スイスの山の上の聖ベネディクト教会。
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古い屋並みの小さな集落の端、広大な菜の花畑の丘の上にポツンと姿を現していました。雨のせいか、訪ねるのは我々だけ。撮影禁止ではあったのですが、誰も居ないのをいい事に撮影。天頂部から降り注ぐ雨のしづくが鉛の床に落ち、小さな雨音を響かせています。
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途中のドイツの小さな町で一泊。翌朝オーストリアのブレゲンツへ。ボーデン湖畔、街の中心地に建つブレゲンツミュージアム。美しいガラスの鱗を纏うモダンなミュージアムです。ちょうど開館20周年。記念企画のアルゼンチンの作家(激しい表現の作品)の展示が、少々邪魔をしています。しかしここでは作品が主役ですから。又残念ながら、この後7月にピーターズントー展が開催されました。
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ブレゲンツ出発し、途中リヒテンシュタインを通り次なる目的地へ。リヒテンシュタインを通過する辺りから車窓から見えてくるのは、2.000mを超えるアルプスの山々です。谷筋を通る国道から見上げる、点在する集落と放牧地。聖ベネディクト教会は、そんな集落のてっ辺に在ります。眼下に広がる集落とそれらを囲い込むアルプスの山々の姿。感動です。最後の写真は、同じ場所に残る旧教会跡です。13世紀の物ですが、大雪崩で崩壊したそうです。
3箇所だけでしたが、ズントーの建築を訪ね感じることは、どの建築にも良質な音楽に包まれるような感覚です。自分の建築には、未だ音は響いていません。


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by miyasaton | 2018-01-24 11:54 | 日々つれづれ